寛政の改革(1787年〜1793年)

どうも、かがみです!

本日、7月6日はそう!
寛政異学の禁がはじまった日ですね!(旧暦:1790年5月24日)

ということで今回は三大改革の一つ!
寛政の改革の要点を絞ってまとめていきます!

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概要

寛政の改革とは、江戸幕府11代将軍徳川家斉の時代、
老中の松平定信(白河藩主)が行った幕政改革
です。

享保の改革・天保の改革と合わせて江戸の三大改革と呼ばれています。

1786年までは10代将軍徳川家治の老中田沼意次の政治により、商業資本と結んで産業振興策がとられましたが、賄賂が横行したこともあり、田沼意次は失脚。
松平定信は一転して商業資本を抑圧する政治を行なったのが特徴です。

寛政の改革

農村対策

囲米(かこいまい)

社倉・義倉(しゃそう・ぎそう:共に穀物倉のイメージでOK)に米を貯蔵すること。

割合は1万石につき50石
※余談ですが、この後でやる享保の改革の上げ米は1万石につき100石

旧里帰農令(きゅうりきのうれい)

江戸に出てきた百姓の帰村や帰農を奨励

奨励なので命令ではなくあくまでもお願い

都市政策

人足寄場(にんそくよせば)

江戸の石川島に設けた、無宿者に職業技術を授ける

七分積金(しちぶつみきん)

町入用(町費のこと)の節約額の7割を積み立てる

貧民救済が目的。

棄捐令(きえんれい)

旗本・御家人の借金を札差(ふださし:幕府と旗本・御家人の仲介業者)に破棄させる

6年以前のものは帳消しにし、5年以内のものは低利で返済とした。

思想統制

寛政異学の禁(かんせいいがくのきん)

聖堂学問所(後の昌平坂学問所での朱子学以外の学問を異学として禁止

聖堂学問所以外では朱子学以外の学問もOK

出版統制令

また後に文化史でやると思うので作者と作品名だけ紹介しておきます。

海防論:林子平・・・『海国兵談』『三国通覧図説』

洒落本:山東京伝・・・『仕懸文庫』

黄表紙:恋川春町・・・『金々先生栄花夢』

結果

尊号一件などで徳川家斉と松平定信が対立し、

厳しい統制に武士や庶民から不満が上がった事もあり、

わずか6年で松平定信は老中を解任されました。

※尊号一件:光格天皇は父に上皇の位をあげたく幕府に打診したが、
      松平定信が反対し実現しなかった事件。
      徳川家斉も父に位をあげたかったが天皇の打診を断った手前、
      こちらも松平定信は反対せざるを得なくなった。

今日の図解

以上が寛政の改革の要点をまとめた内容になります。

このような寛政の改革ですが、田沼時代の政治と比較されて有名な狂歌があるので紹介します。

白河の 清きに魚も棲みかねて もとの濁りの 田沼恋しき

ここまで読んでくださった皆さまなら特に解説しなくても意味は感じ取れると思います^^

それでは本日の図解になります。

本日もお疲れ様でした。
ご質問等ございましたらお気軽にコメントやお問い合わせいただければと思います。

ありがとうございました^^

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