どうも、かがみです!
本日は田沼時代について見ていきたいと思います。
これまで時代順に享保の改革→寛政の改革→天保の改革と江戸三大改革を見てきましたが、
田沼時代は享保の改革と寛政の改革の間にきます。
そんな田沼時代の要点を絞ってまとめていきます!
概要
田沼時代とは江戸幕府第10代将軍徳川家治の側用人(のち老中)田沼意次が幕政の実権を握った時代のことを言います。
特徴としては商業を利用した改革を目指した点が挙げられます。
田沼時代
商業政策
株仲間公認
株仲間とは営業の独占権を与えられた同業者組合のことです。
幕府直轄の座(銅座や真鍮座など)を設け専売を認める代わりに、
運上や冥加といった税を納めさせました。
南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)
四朱=一分、四分=一両
つまり二朱銀8枚=金一両となります。
試験においては田沼意次=南鐐二朱銀と覚えていただければ大丈夫です。
※南鐐=良質の銀という意味
開発計画
印旛沼・手賀沼の開発
印旛沼と手賀沼(共に今の千葉県)の干拓を目指しましたが、利根川の大洪水で失敗に終わります。
蝦夷地開発
工藤平助の書いた『赤蝦夷風説考』(あかえぞふうせつこう)を参考に
蝦夷の開発を目的に最上徳内を蝦夷へ派遣します。
※赤蝦夷=ロシア
結果
これまで考えられなかった商業資本の利用などの積極的な政策をとった田沼時代の政治ですが、
賄賂が横行し(武士らしくない)不評を買い、
1784年には息子の若年寄:田沼意知が旗本の佐野政言(さのまさこと:別名「世直し大明神」)に殿中で刺されて亡くなるという事件も起こり、
1786年に失脚しました。
今日の図解
以上が田沼時代の要点をまとめた内容になります。
評価は分かれますが受験においては
清廉潔白な寛政の改革
賄賂政治の田沼時代
と、イメージしていただければと思います。
それでは本日の図解になります。
本日もお疲れ様でした。
ご質問等ございましたらお気軽にコメントやお問い合わせいただければと思います。
ありがとうございました^^
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