天保の改革(1841年〜1843年)

どうも、かがみです!

本日は、享保の改革寛政の改革に続いて天保の改革を見ていきます。

天保の改革は三大改革の中で一番最後に始まりました。

そんな天保の改革の要点を絞ってまとめていきます!

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概要

天保の改革とは、江戸幕府12代将軍徳川家慶の時代、
老中の水野忠邦が行った幕政改革です。

享保の改革・寛政の改革に倣い、財政緊縮などを目的に行いました。

天保の改革

綱紀粛正

風俗取締令(ふうぞくとりしまりれい)

贅沢の禁止など、日常の衣食住に渡り規制されました。

また文化史のところで詳しくやりますが、
中でも出版統制として
人情本:為永春水『春色梅児誉美』(しゅんしょくうめごよみ)
合 巻:柳亭種彦『偐紫田舎源氏』(にせむらさきいなかげんじ)
が規制された事は押さえておいてください。

経済政策

人返しの法(ひとがえしのほう)

百姓の出稼ぎを禁止し農村の再建を目的に、強制的に帰農させる政策です。

イメージとしては寛政の改革の旧里帰農令の強制バージョンです。

株仲間解散(かぶなかまかいさん)

株仲間が市場を独占することで物価が高騰していると考え、
物価高騰を抑制し自由売買で物価を安定させることを目的に、株仲間の解散を命じた法令です。

結果として市場は混乱し、物価は更に高騰してしまいました。

棄捐令(きえんれい)

寛政の改革に引き続き天保の改革でも発布された位のイメージでOKです。

幕権強化

三方領知替え(さんぽうりょうちがえ)

川越・庄内・長岡の3藩による転封を計画。

三方領知替え反対一揆などが起こり計画は撤回。結果として幕府の権威を低下させました。

上知令(じょうちれい)

江戸・大坂周辺を幕府直轄地にしようとした法令。

幕府の政治・財政基盤の再建が主な目的です。

大名・旗本の反対により失敗しました。

結果

上知令の失敗により水野忠邦は失脚し、天保の改革は失敗に終わり、幕府の権威も失墜します。

今日の図解

以上が天保の改革の要点をまとめた内容になります。

天保の改革は江戸三大改革の最後になります。

これまで享保の改革・寛政の改革と見てきましたが、
三大改革は試験でも頻出の分野になりますので、
内容がごちゃごちゃにならないよう
に頑張って覚えてみてください。

それでは本日の図解になります。

本日もお疲れ様でした。
ご質問等ございましたらお気軽にコメントやお問い合わせいただければと思います。

ありがとうございました^^

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