どうもかがみです!
本日も、鎌倉文化について書かせていただきたいと思います。
前回は文学と史書について書かせていただきましたが、
今回は教育・学問・神道について書かせていただきます!
※鎌倉文化 ①文学・史書 ②文学・史書 ④建築・彫刻 ⑤絵画・書道・工芸
教育
金沢文庫(かねざわぶんこ)
北条実時(ほうじょうさねとき:鎌倉幕府第二代執権北条泰時の孫)が開設した私設図書館。
※金沢とありますが所在地は武蔵国(今の神奈川県)
学問
宋学(そうがく)
南宋の朱熹(しゅき)が大成(朱子学とも)。儒学の一派。
代表的なものに大義名分論(たいぎめいぶんろん)という考え方があります。
大義名分論については、
君(主)と臣(下)には分別があるので上下関係をしっかり守ろう
ぐらいのイメージを持ってもらえればと思います。
※この上下関係を守るという考え方の大義名分論が
鎌倉時代の後醍醐天皇の討幕運動、江戸時代末の尊王攘夷論へと繋がっていきます。
神道
伊勢神道(いせしんとう)
伊勢神宮外宮の神職、度会行忠・度会家行(わたらいいえゆき)親子がとなえた神道の説。
度会神道(わたらいしんとう)とも。
元寇以降、神を本地(本来の姿)、仏を垂迹(仮の姿)とする、
反本地垂迹説(はんほんじすいじゃくせつ)を主張しました。
神本仏迹説(しんぽんぶつじゃくせつ)とも
また、度会家行の著書の「類聚神祇本源」(るいじゅうじんぎほんげん)は、
後世の神道に影響を与えました。
ちなみに度会家行は南北朝時代には南朝(後醍醐天皇側)を支援していました。
※本地垂迹説と反本地垂迹説
今回度会家行が反本地垂迹説をとなえましたが、それまでは本地垂迹説が唱えられていました。
ここまで漢字が並ぶとどっちがどっちか訳が分からなくなりますよね。
ここではざっくりと、
・本地垂迹説・・・仏>神(仏教伝来以降日本は仏教国だから仏が上!)
・反本地垂迹説・・神>仏(伊勢神道の度会家行が言ってるから神が上!)
厳密には意味は違いますが覚え方としてはこの位のイメージを持ってくれれば大丈夫です。
今日の図解
以上が鎌倉文化の内、教育・学問・神道の要点をまとめた内容になります。
前期に引き続き鎌倉文化についてまとめさせていただきましたが、
漢字も多くて覚えるのも大変だと思います。
以前書かせていただいた文化史の勉強方法も参考にしていただければと思いますが、
基本は一問一答形式で覚えて、その際に図解も活用してくれれば少しは覚えやすいかなと思います!
それでは本日の図解になります。
本日もお疲れ様でした。
ご質問等ございましたらお気軽にコメントやお問い合わせいただければと思います。
ありがとうございました^^
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