どうも、かがみです!
本日も、鎌倉文化について書かせていただきたいと思います。
今回の絵画・書道・工芸で鎌倉文化は終わりになりますので
最後まで図解を使って頑張っていきましょう!
※鎌倉文化 ①文学・史書 ②文学・史書 ③教育・学問・神道 ④建築・彫刻
絵画
似絵(にせえ)
大和絵の肖像画。
代表的なものに
- 伝源頼朝像・・・作者は藤原隆信(ふじわらのたかのぶ)。源頼朝ではなく足利直義との説あり。
- 伝平重盛像・・・作者は藤原隆信(ふじわらのたかのぶ)。平重盛ではなく足利尊氏との説あり。
- 後鳥羽上皇像・・・作者は藤原信実(ふじわらののぶざね)。※藤原信実は藤原隆信の子。
- 親鸞聖人像・・・親鸞自身が似ていると言った事から別名鏡御影(かがみのみえい)とも。
※漢字に注意!○聖人 ×上人 - 明恵上人樹上坐禅図
があります。
頂相(ちんぞう)
禅宗で修行僧が一人前になった時に与えられる師などの肖像画。
絵巻物
詞書(ことばがき)と絵が交互に書かれた形式が多い。
代表的なものは
- 蒙古襲来絵巻(もうこしゅうらいえまき)・・・肥後(現在の熊本県)の御家人・竹崎季長(たけざきすえなが)の元寇での武功を描く
- 北野天神縁起絵巻(きたのてんじんえんぎえまき)・・・菅原道真の一生を描く
- 一遍上人絵伝(いっぺんしょうにんえでん)・・・一遍の一生を描く
- 法然上人絵伝(ほうねんしょうにんえでん)・・・法然の一生を描く
- 春日権現験記(かすがごんげんげんき)・・・高階隆兼(たかしなたかかね)作
- 平治物語絵巻(へいじものがたりえまき)・・・平治の乱を描く
- 粉河寺縁起絵巻(こかわでらえんぎえまき)・・・粉河寺は紀伊国(今の和歌山県)にある寺
- 男衾三郎絵巻(おぶすまさぶろうえまき)・・・東国武士の生活を描く
- 後三年合戦絵巻(ごさんねんかっせんえまき)・・・後三年合戦での源義家の活躍を描く
※例えば平治物語絵巻や後三年合戦絵巻は作られたのは鎌倉時代ですが、
平治の乱や後三年合戦は平安時代に起こった事なので、時代の混同には注意してください。
書道
青蓮院流(しょうれんいんりゅう)
尊円入道親王(そんえんにゅうどうしんのう)が創始。伏見天皇の子。
※尊円法親王(そんえんほうしんのう)とも
代表作は「鷹巣帖」(たかのすじょう)
工芸
陶器
瀬戸焼・・・加藤景正(かとうかげまさ)が中国から伝える?尾張国(今の愛知県)で生産される
刀剣
- 粟田口吉光(あわたぐちよしみつ)・・・京都
- 岡崎正宗(おかざきまさむね)・・・相模国鎌倉
- 長船長光(おさふねながみつ)・・・備前(今の岡山県)
今日の図解
以上が鎌倉文化の内、絵画・書道・工芸の要点をまとめた内容になります。
苦手な方は色の付いたところだけでも最低限覚えてみてください。
そしてくどいようですが、必ず図録などでも確認をしてください。
(今回なら似絵と絵巻物は必ず図録での確認をお願いします!)
今回で鎌倉文化は終わりになります。
文化史の勉強方法はコチラでも書かせてもらってるので、
一つでも何か参考になる事があればと思います。
それでは本日の図解になります。
本日もお疲れ様でした。
ご質問等ございましたらお気軽にコメントやお問い合わせいただければと思います。
ありがとうございました^^
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